ローン用語集(た行の用語)

ローンを契約するときによく見たり聞いたりする、専門用語や難しい言葉について解説します。

代弁弁済(だいいべんさい)

保証人や保証会社が債務者に替わり債権者に借入元金・利息の返済を行うこと。代位弁済により債権者と債務者のローンは終了しますが、代位弁済した保証人・保証会社は求償権を取得して債務者に返済を求めることとなる。

多重債務(たじゅうさいむ)

複数の金融機関や消費者金融・信販会社などから借り入れること、特に、すでにある借金の返済のために別の業者からさらに借入れ、借金が増え続ける状態のことをいいます。経済環境の変動による生活苦、無計画なカードローンの利用、違法業者からの借り入れなど、さまざまな要因があります。

多目的ローン(たもくてきろーん)

複数の異なった資金用途をひとつの申込みで取扱うことができる融資商品のことをいいます。資金用途は取扱機関によって差異はあるものの、冠婚葬祭や旅行資金など幅広く対象にすることが一般的になっております。

遅延損害金(ちえんそんがいきん)

遅延損害金は、「延滞利息」や「遅延利息」とも呼ばれ、金銭債務の不履行の場合に、弁済期が過ぎたことによる損害賠償として債権者に対して支払わなければならない金銭のことをいいます。例えば、自動車ローンやカードローンなどのローン返済においては、約定返済日に返済がなされなかった場合に、ペナルティーとして借主に課せられる支払金のことを指します。なお、遅延損害金の支払いについては、契約書などにおいて、具体的な内容が定められています。

適用金利(てきようきんり)

一般に表示されている金利に優遇幅などを割り引いたり上乗せしたりし、実際の利子や利息、返済額の計算に用いられる金利のことをいいます。ローン契約では一般に表示されている金利から一定の率をキャンペーン期間中のみ割引を行ったたり、取引状況や借主の属性によって割引が行われる場合があります。

当座貸越(とうざかしこし)

オーバードラフトともいわれる融資の一種で,金融機関が当座預金をもつ取引先に対して一定限度まで預金残高以上の小切手や手形の振出しを認めること。消費者ローンでは継続契約として融資形態のひとつとなっています。

当座借越(とうざかりこし)

カードローンなど、借入限度額を設定し限度額まで何度でも繰り返し借入できる方式。なお、ローン機能付きキャッシュカードを使用し預金残高を超える額を引き出すことも当座借越(金融機関から見ると当座貸越)となります。

途上与信(とじょうよしん)

消費者信用のリスクマネジメント手法の一つで、信用供与を行った後の、利用者のクレジットの利用状況、返済状況を審査することをいいます。目的としては、当座貸越契約において信用供与額の変更や、延滞発生の未然防止、偽造・不正カードの早期発見などに役立てることです。途上管理、途上審査ともいわれています。